※ 完全事前予約制(先着順)こちらより→ http://ptix.co/1SadzuD
※ 朝陽館への直接のご連絡はご遠慮下さい。
明治37年創業、本郷の旅館「朝陽館」が、今年3月をもって112年の歴史に幕を閉じました。帝大生(東大生)の下宿街が転じて、最盛期の昭和初期には100軒を超える宿屋がひしめいた旅館街としての顔を持つ本郷。その数も5軒にも満たなくなりましたが、先駆けとして営業を続けてきた朝陽館は当時の名残を語る貴重な建物です。
中庭を介して渡り廊下でつながった3棟は、都心にありながら日常とは違った時間の流れを感じられる空間。その一角の「蘭の間」では、かつて手塚治虫も”カンヅメ”になって原稿を書いていたといいます。大小さまざま、全45室の部屋は、それぞれ傘を開いた形の天井や踊るような床柱など異なる意匠が施され、先代のご主人と若い大工が材料と対話しながら現場の創意工夫でこしらえたであろう再現の困難なものです。
当代のご厚意により、今回はそのうちの何部屋かを特別に見学できる場を設けることができました。今なお瑞々しい空間や流れる時間を体験できる最後の機会です。
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『創業112年「朝陽館」閉館―ありがとう お披露目会』
日時: 4月17日(日) 13:00-/ 14:00-/15:00-/16:00- の全4回
集合場所: 朝陽館本家(東京都文京区本郷1-28-5)
申込方法:完全事前予約制(先着順)こちらより→ http://ptix.co/1SadzuD
参加費: 500円(資料代・記録活動費として)当日現場で頂きます。
募集人数: 各回20名まで(申し込み先着順)
見学場所: 玄関ホール/「蘭の間」(手塚治虫”カンヅメ”部屋)/その他作業状況に応じて複数の部屋を限定公開
※ 玄関の外でお待ちください。申込のお時間にいらっしゃらない場合はご見学になれません。
主催: 文京建築会ユース URL: https://bunkyoyouth.com/
特別協力:朝陽館
協力:朝陽館キロクチーム(文京建築会ユース、松下産業、東大廣瀬・谷川研究室ほか)
お問い合わせ:bunkyo.youth@gmail.com
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ご見学に際しては下記の事項を厳守してください。
・館内は閉館に伴う整理作業中です。支障が生じることのないよう、指定の時間を遵守した速やかなご来館・ご退館をお願い致します。
・指定されたコース・部屋以外の立ち入りは禁止です。
・部屋内部の見学時はスリッパを脱いでお上がりください。(部屋によって廊下から内部を見るだけとなります)
・破損を防ぐため、館内・部屋内の調度品には手を触れないようにしてください。
・館内のゴミ箱の利用やゴミの持ち込みはしないでください。
・その他、館内は従業員やご家族の住居として使用中であることを踏まえた格別のご配慮をお願いいたします。